区域
男鹿市
事業社数
8社
会長
菅原 廣悦
副会長
佐藤 新良
事務局長
佐藤 晴一

沿革

平成20年9月に「全国就労支援事業者機構」、同年12月には「秋田県協力雇用主会」(秋田県就労支援事業者機構の三種会員)の設立がなされた。これを機に当保護区内の事業者により平成21年3月21日「男鹿地区協力雇用主会」の設立に漕ぎ着くことが出来た。12社10名の小所帯ではあるが、秋田県内では潟上湖東地区、秋田地区に次いで3番目の設立となった。

男鹿市内のホテルで開催された設立総会では各事業者の代表や保護司等が出席し会長の菅原廣悦を含む役員を選任し、犯罪の減少・就業の支援・自立更生の促進の一助を担うことを誓った。

本会も十余年の歳月が過ぎ、会員の死去・廃業等が相次ぎ現員8名となっている。しかし過ちを悔い改め社会復帰を目指そうとする者を温かく迎え受け入れるためには、会員の増強と当会事業の社会的な認知周知が不可欠である。業種職種の範囲の拡大を今まで以上に真剣に考える時が来ていると思われる。新型コロナウイルスにより会議開催もままならぬここ2~3年ではあったが、このウィルスのいち早い収束を期待し、保護司会・更生保護女性会・地域の行政機関・ハローワーク等更に他地区の協力雇用主会との連携を図り、衆知を集め会員の増強を目指したいと考えている。より良い社会の実現の一助となるよう本会事業の充実に努めていくところである。

☆設立時は「男鹿地区更生保護事業協力雇用主会」の名称

活動内容

平成21年3月21日、男鹿市内のホテルにおいて、「男鹿地区協力雇用主会」の設立がなされた。その頃男鹿市の人口は減少し、地域経済も決して良いとは言えなかった。しかし当時の男鹿地区保護司会の田沼会長をはじめとする保護司諸兄が東奔西走し男鹿地区内の事業主に更生保護事業の大切さを説いて回り、12事業所の参加で設立総会を開くことができた。

各事業主は各自の事業に対し骨身を惜しまず頑張りながらも、犯罪者や非行少年の社会復帰の一助になればと就労の支援を心掛けている。過ちを犯した者が心を入れ替える気持を抱き始めたとき、その蕾が花となり実を結べるように保護司会・更生保護女性会・更生保護施設・地域の行政組織等と緊密に連絡を取り合い実効性のあるものにしたいと思っている。

犯罪をした人や非行のある少年を個人的に雇ってきた事業者はそれまで散見されたが、本会ができたことにより有機的かつ有効的に彼らの更生の促進と安定した社会基盤の構築が期待できる。

「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子シスターの言葉である。しかし咲こうにも儘ならぬ時もある。過ちを犯した者にとり地域が針の筵であっては咲こうとする花もしぼんでしまう。その根を伸ばすべく寄り添い立ち直りを支える地域のチカラの一つとして研鑽を重ねていきたいと願っている。