
お知らせ
更生保護とは?
更生保護は、犯罪をした人や非行のある少年を社会の中で適切に処遇することにより、再犯を予防し、非行をなくし、これらの人たちが自立して改善更生することを助けることで、社会を保護し、個人と公共の福祉を増進しようとする活動です。
社会の中での立ち直りを助けるためには、地域の方々から、更生保護に対する理解と協力を得ることが大切です。これは犯罪や非行のない誰もが暮らしやすい社会づくりを目指すことにも繋がります。
地域社会の一人ひとりが手を差し伸べて、心を通わせる更生保護のネットワークが必要です。

保護司って何?
保護司は、法務大臣が委嘱する更生保護のボランティアで、非常勤の国家公務員です。任期は2年で再任は妨げないこととされています。
給与は支給されず、職務に要した費用の全部又は一部が実費弁償金として支給されます。
犯罪や非行をした人たちが再び罪を犯すことのないようその立ち直りを助けるとともに、犯罪予防のための世論の啓発に取り組むなど、安心・安全な地域社会づくりのために活動しています。

保護司の活動
主な職務は、保護観察を受けている人と面接を行い、 指導・助言をすることや本人が刑務所や少年院等から社会復帰を果たしたときの帰住先の生活環境を整備すること。
また、犯罪を予防するための啓発活動を行っています。
現在、全国で約4万7千人が活動しています。
保護司信条
- 一、常に研鋳に励み、人格識見の向上に努めます。
- 一、公平と誠実を旨とし、過ちに陥った人たちの更生に尽くします。
- 一、明るい社会を築くため、すべての人々と手を携え、犯罪や非行の予防に努めます。
会長挨拶
『秋田県の更生保護』のホームページ(以下HP)と秋田県保護司会連合会のフェイスブックが開設され、3年目を向かえました。
令和6年10月に持続可能な保護司制度の確立に向けた検討会の最終報告が出されました。
その中で「社会を明るくする運動」を始め、更生保護事業、保護司に関して、一般の方々の認知度が低い現状であり、いかにして多くの方々に更生保護、保護司に関して理解していただき、周知するかが大きな課題となっております。
このHPは、秋田県の更生保護に関してのWeb版のパンフレットであります。また、機関紙「秋田更生保護」(PDF)、令和6年4月からは、秋田県内各地区保護司会、更生保護女性会の機関紙(PDF)もご覧いただけるようにいたしました。
フェイスブックは県保連、十二地区会のWeb版の機関紙、広報誌の記事として、一般に向けては保護司会の紹介等情報の発信、保護司には情報の共有、保護司会活動のヒントになるものと思います。
ICTを活用した広報活動を通じて、現役世代や若年層の保護司適任者確保への一助となるものと確信しています。
今後、この二つを秋田県の保護司にとって有効な後ろ盾となるよう育てて参りたいと思っております。
秋田県保護司会連合会長 金山 智紀
保護区域・保護司数
秋田県内には12保護区があり、各々法律で定められた保護司会を形成しており、
それぞれの地区に保護司の定数を定め、現在約690名の保護司が活動しております。
年齢層や職業は様々で、最近は保護司の高齢化率が高くなっています。