保護司信条
私たち保護司は、社会奉仕の精神をもって、
一. 公平と誠実を旨とし、過ちに陥った人たちの更生に尽くします。
一. 明るい社会を築くため、すべての人々と手を携え、犯罪や非行の予防に努めます。
一. 常に研鑽に励み、人格識見の向上に努めます。
会長挨拶
秋田県の更生保護団体が、一致協力して、「秋田県の更生保護」のタイトルで、ホームページを作成することになりました。これほど嬉しいことはありません。このホームページを活用して、更生保護活動が少しでも前に進めて行ければと、念じています。
令和4年8月10日の内閣改造で、河野太郎衆議院議員が、デジタル相に就任しました。
新型コロナ感染症は、令和4年9月現在で、流行の衰えを見せていません。コロナ感染症は世界全体に大きな厄炎をもたらしましたが、一方でこれを乗り越えるために必死な努力もなされています。日本では、デジタルの推進を進めていますが、河野さんをデジタル担当大臣に任命したのも、その決意の表れのような気がします。
私たちの更生保護活動の当面の懸案は「再犯防止活動」と思いますが、この活動を進めていく上で、このホームページが大きなツールになることはまちがいありません。市町村の担当職員、地域の人々と運動する際、このホームページで概略を知っていただくことは大きな力になると思います。ホームページはデジタル化の中で、初期的なものかもしれませんが、折々更新して行けば、いつでも新しくすばらしい運動力の原泉になると信じています。
沿革
昭和14年9月14日、司法保護事業法施行により、秋田県には9保護区が設定され、それぞれの区毎に区司法保護委員が置かれた。当初、秋田県においては、秋田・土崎・能代・大館・花輪・本荘・大曲・横手・湯沢の9保護区に約100名の司法保護委員が配属された。
その後、司法保護事業法が廃止され、新たに昭和24年7月1日、犯罪者予防更生法が施行され、翌25年、保護司法公布施行に伴い、昭和27年、秋田県保護司連合会が発足。初代会長は田口長太郎氏、昭和31年3月、安田惣太郎氏が二代目会長となり爾来26年もの長きに渡り連盟の発展に尽くし、昭和56年、当時、常務理事であった平進氏にバトンタッチをした。
保護司連盟と組織替えしたのは、昭和33年4月である。当初、評議員制があったが令和元年に廃止された。
三代目会長の平会長は、社明運動の「1保護区1ミニ集会」の開催を提唱、また、更生保護婦人会・BBS会との連携に努め、秋田県更生保護援護協会の基金造成にも力を注いだ。地区会は12地区になり、昭和42年、秋田保護区は秋田地区会と臨港地区会に分離された。平成2年から5年までの3年間は秋田県更生保護援護協会の一億円基金造成のため、各地区会の篤志家や保護司個人による募金に協力した。平成6年から8年までの3年間は秋田至仁会の改築のための募金に協力する。平成10年には、改正保護司法が交付され、翌年、施行され秋田県保護司連盟を改め、秋田県保護司会連合会として発足した。
初代会長には、佐藤道機氏が就任した。
活動内容
1 、基本計画
本年は更生保護制度が始まって75周年を迎える年にあたり、本連合会としては秋田保護観察所の指導のもと、昨年改正された更生保護法の推進に向けて「地域に貢献する更生保護」、「息の長い」社会復帰を支援し、更生保護関係者が中心となって地域が連携し、円滑に進むよう実現に向けて各種事業を行う。
また、ICTの推進に努め、各地区に設置されているサポートセンターと効果的な連携を図り、保護司適任者確保の一助となるよう事業を進める。
2、重点目標
(1)保護司適任者の安定的な確保の為、保護司、保護司OB、更生保護女性会、協力雇用主会、BBS会等から幅広く情報を得て確保に努める。
(2)地方公共団体における再犯防止推進事業の実施に協力し、各団体との関係を強化し、再犯者数の減少に繋がるよう支援する。
(3)ICTの効果的な活用により事務の効率化を図り、当会と地区保護司会(関係機関等)の組織活動の充実に務める。
(4)ホームページ「秋田県の更生保護」を有効に活用し、各団体や各地区会の活動等を積極的に発信する。
(5)地域社会に貢献する更生保護の実現に向け、地域の関係団体との連携に努める。
3 充実強化事項
(1)第57回秋田県更生保護大会を成功に導く。
ア 期日:令和6年11月8日(金)
イ 会場:あきた芸術劇場「ミルハス」中ホール
(2)地区保護司会の組織運営の充実のため、情報提供等に努める。
(3)保護司適任者を確保するため、地域の関係者や団体等を対象にした「保護司セミナー」を
積極的に開催する。
(4)「更生保護サポートセンター」は、更生保護活動の拠点として、処遇協議・更生保護関係諸団体との連携・更生保護情報の発信・保護司会の事務所機能等、多岐にわたって重要な地域の再犯防止に資することから、それらが円滑に運営されるよう、引き続き連携を強化する。
(5)第74回“社会を明るくする運動”モデル地区として、北秋田・潟上湖東・大曲地区保護司会を指定し、犯罪予防活動の一層の推進を図る。
(6)保護司の研修等に対する協力
各種保護司研修及び会議の開催に協力する。
(7)更生保護法人に対する協力
ア 更生保護法人秋田県更生保護援護協会の会員増強及び会費収入の安定に協力する。
イ 更生保護法人秋田至仁会に対する協力支援体制の充実を図る。
(8)協力組織との連携
ア 更生保護関係団体(更生保護協会 更生保護施設 更生保護女性連盟 BBS連盟 就労支援事業者機構等)及び地方公共団体等との連携強化に努める。
イ 暴力団対策会議・薬物防止団体及び青少年育成団体等と連携した事業を推進する。
(9)顕彰等の実施
更生保護事業に功労のあった保護司等に対して顕彰を行うとともに、慶弔に際して意を表す。
(10)その他
ア 全国保護司連盟の行う福利厚生事業及び東北地方保護司連盟の事業に協力する。
イ 更生保護マスコットキャラクター「エアー着ぐるみ」を積極的に活用し、“社会を明るくする運動”の強化月間である7月を中心に年間を通して更生保護思想の普及宣伝に努める。
ウ 当会で開設したホームページを活用し、各団体の情報を発信する。また、ICT化の充実を図るために、研修会を開催する。
エ 全国保護司連盟・東北地方保護司連盟及び各地区保護司会等との情報共有がスムーズになるよう努める。
オ 上記のほか必要と認める事業を行う。
歴代会長
- 昭和25年7月1日〜昭和31年1月21日
- 田口 長太郎
- 昭和31年3月28日〜昭和56年12月2日
- 安田 惣太郎
- 昭和56年12月2日〜昭和63年4月27日
- 平 進
- 昭和63年4月27日〜平成3年4月26日
- 工藤 泰二
- 平成3年4月26日〜平成10年4月21日
- 小松 英光
- 平成10年4月21日〜平成10年9月14日
- 舘岡 鉄太郎
- 平成10年9月14日〜平成11年5月27日
- 小松 英光
- 平成11年5月27日〜平成15年4月23日
- 佐藤 道機
- 平成15年4月23日〜平成20年5月31日
- 舛屋 一
- 平成20年6月1日〜平成25年6月5日
- 目黒 勵
- 平成25年6月6日〜令和元年6月10日
- 宮原 文彌
- 令和元年6月10日〜令和3年6月10日
- 栁沢 和子
- 令和3年6月10日〜現在
- 新野 建臣
役員名簿
役職名 | 氏名 | 就任年月日 | 地区名 |
---|---|---|---|
顧問 | 目黒 勵 | 平成25年6月5日 | 秋田地区 |
顧問 | 宮原 文彌 | 令和元年6月10日 | 大館地区 |
顧問 | 栁沢 和子 | 令和3年6月10日 | 秋田地区 |
会長 | 新野 建臣 | 令和3年6月10日 | 潟上湖東地区 |
副会長 | 藤原 德義 | 令和3年6月10日 | 大館地区 |
副会長 | 佐藤 道幸 | 令和5年6月6日 | 本荘地区 |
副会長 | 桃園 豊弘 | 令和5年6月6日 | 角館地区 |
常務理事 | 金山 智紀 | 令和3年6月10日 | 秋田地区保護司会中央支部 |
理事 | 渡邊 清明 | 令和3年5月20日 | 秋田地区 |
理事 | 佐々木文子 | 令和5年5月22日 | 秋田地区保護司会東支部 |
理事 | 草彅 光 | 令和3年5月10日 | 秋田地区保護司会臨港支部 |
理事 | 佐藤 晴一 | 令和5年4月25日 | 男鹿地区 |
理事 | 煤田 隆一 | 令和3年5月11日 | 能代地区 |
理事 | 長岐 直介 | 令和元年4月24日 | 北秋田地区 |
理事 | 畠山 裕 | 令和3年5月19日 | 鹿角地区 |
理事 | 髙橋 勝己 | 令和5年5月26日 | 横手地区 |
理事 | 尾久 一雄 | 令和5年5月19日 | 湯沢地区 |
理事 | 藤原 正吾 | 令和5年5月11日 | 大曲地区 |
理事 | 清水 洋子 | 令和元年6月10日 | 能代地区 |
理事 | 佐々木 加奈子 | 令和3年6月10日 | 角館地区 |
理事 | 伊藤 妙子 | 令和3年9月8日 | 秋田地区 |
監事 | 由利 均 | 令和元年6月10日 | 男鹿地区 |
監事 | 佐藤 力哉 | 令和5年6月6日 | 大曲地区 |